最近何かと話題の仮想通貨レンディングサービスBlockFiとNexo。
どちらも高金利でいつでも解約可であることが特徴ですが、どちらのレンディングを利用すべきか迷っている人も多いかもしれません。
今回はビットコインをレンディングをする場合どちらがお得なのか、シンプルに利息だけで比べてみました。
BlockFi(ブロックファイ)のビットコインレンディングの年利
まずBlockFiのビットコインのレンディングの年利を確認すると、以下の利率になっています。
BlockFi の最新の年利はコチラのホームページから確認できます。
(※BlockFiの口座開設方法はコチラ)
英語なので少しわかりにくいかも知れませんが、ビットコインの年利は、Tier1(ティア1)とTier2(ティア2)という二つの記載があります。これは、条件によって2通りの金利が適用されるということです。
「amount」というのは、ビットコインの数量のことを指し、「APY」というのが年利です。
つまり、預け入れたビットコインの数量が5枚までの場合は全てのビットコインに対して年利6%が適用されます。もし、5ビットコインよりも多くを預け入れた場合は5枚までは年利6%が適用されますが、それより多いビットコインに対しては年利3.2%が適用されるということです。
例えば、もし全部で6ビットコインを預け入れた場合は、そのうち5ビットコインについては年利的6%が適用され、残りの1ビットコインに対しては3.2パーセントが適用されることになります。
簡単に言えば5ビットコインよりも多くのビットコインを預けた場合は全体としては年利が6パーセントより少し下がってしまう、ということですね。5枚もビットコインを持ってないよ、という人にはこの2番目の金利(Tier 2)は考えなくて良いですね。
たくさんビットコインを持っている人にとっては、5ビットコインまでをBlockfiに預け入れ、残りのビットコインを別のレンディングに預けるというのが賢い選択かもしれません。
nexoのビットコインレンディングの年利
nexoのビットコインによるレンディングの年利を見ると、以下のとおりです。
ビットコインの年利は「4%」となっています。
ただし、nexoの場合はこの基本の年利がさらに1%上がる条件あります。
年利の詳細を見てみると、「10% Nexo in Saving Wallet」の時の利率(APY)は「5%」とあります。
少しわかりにくいですが、「預け入れ資産のうちの10パーセントがnexoトークンの場合は5%の年利になる」ということを言っています。
nexoトークンについての詳細はここでは触れませんが、これはnexo社が発行するトークンであり、いくつかの取引所で売買されています。わかりやすく言えばnexo社の発行する株式のようなものというイメージで良いかと思います。このnexoトークンを持っていると配当を受けることができるなどのメリットがあります。
nexo社のサービスの成長とともにnexoトークンがすごく値上がりする可能性もあると思いますので(当然値下がりのリスクもあります)、このトークンを買うのもありだと私は思っています。
例えば、100万円分の暗号資産をnexoに持っている場合、そのうちの10万円をnexoとして持っていれば、ビットコインの年利は4%ではなく5%が適用される、ということですね。
年利の1%アップはかなり大きいですし、もし仮にnexoトークン自体の価格が上がった場合は、その分の利益も得られる可能性もあります。
何れにせよ通常のnexoのビットコインの年利は4%となります。
まとめ(結果)
Blockfiとnexoのビットコインレンディングの年利比率を比較すると以下のとおりの結果になりました。
条件1 | 条件2 | |
Blockfi | 6% (ビットコイン5枚までに対する利率) | 3.2% (5枚を超えた分のビットコインに対する利率) |
nexo | 4% (資産の10パーセント分の nexoトークンを保有しない場合。) | 5% (資産の10パーセント分以上の nexoトークン保有) |
両者の比較結果をまとめると、ポイントは以下の通りです。
✅ 保有ビットコインが5枚までなら、BlockFiの方が年利が高い。
✅保有ビットコインが5枚より多くある人は5枚までをBlockfiに入れ、5枚を超える分をnexoに入れると年利は最大となる。
✅nexoでは、資産の10パーセントのnexoトークンを保有すると高い利率が得られる。
✅nexoトークンへの期待が高い人は、nexoトークンの値上がりも見込んでnexoトークンを保有しながらnexoでレンディングはあり。
利率だけで比較すると、(ビットコインを大量に預ける場合を除くと)BlockFiの方がお得だということがわかりました。
ただし、これはあくまで年利だけで単純比較した場合ですので、実際には、会社の安全性や使いやすさなど総合的に自己判断することが大切だと思います。
また、レンディングの利率は固定ではなく常に見直される可能性がありますので、最新の利率については各社のホームページより直接確認する必要があります。
レンディングをする場合は、年利条件だけではなく、ハッキングなど最悪のリスクも考慮し、複数のレンディング会社に分散して行うことがベストだと私は考えています。
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